ロンドン三日目その2
★Walthamstow Central駅からバスを乗り継いで着いた、セント・パンクラス駅(St Pancras station)は、宮殿のよう。ここからナショナルレールのほかに、ヨーロッパ大陸を結ぶユーロスターも発着している。
Walthamstow Central駅へ向かって歩くと、多方向から、ひっきりなしにバスが来る。
もしかしたら、近くにバスターミナルがある?
駅を通り越した所に、バスターミナル発見!
初めての街ではどの国でも、バスに乗るのは、やっかいだ。
ターミナルには、バス路線図が掲示されているけれど、
その読み取り方が、わからない。
そもそも、降車すべき停留所さえ、わからない。
「大英博物館に行きたいのですが…」と、窓口で尋ねてみても、
乗換の地名やバスの番号が、うまく聞き取れない。
クドイほど聞き直したものだから、
[23.Seven Sisters, 259.Kings Cross]と、走り書いたメモを手渡してくれた。
「最初から、そうしてよ!」
そう思ったけれど、(思いを適切に伝える、ボキャも、ないけど…)
「Thank you so much!」と、愛想良く。
青息吐息で、初・ダブルデッカー!
バスの二階から見下ろした街並は、なんとなくカオス。
ロンドンの美しい街を見るためには、
キングスクロス駅のあるシティロンドンまで、もう少し走らなくちゃならない。
「ねぇ、あれ。なんか有名な建物じゃない?」
駆け寄って写真を撮った建物が、ただのアパートだったり、駅だったり…。
★単なるアパート。たぶんハイクラスの人たちの住まいだろうけど…。
いくつもの時代を乗り越え、
今なおどっしりと佇む建造物は、
たとえ華美な装飾などなくても美しく、
そこに存在するだけで、
街並に品格を与える。
Seven Sistersのひとつ手前で降りてしまったけれど、
無事に乗り継ぐことができて、Kings Crossへ。
★キング・クロス駅(King's Cross station)は、キングス・クロス・セント・パンクラス駅やセント・パンクラス駅と隣接。
複雑すぎて、よくわからないけど、ここは交通の拠点らしい。
★セント・パンクラス駅も、オリンピックのかざりつけ。
★なるほど。ここからユーロスターに乗れば、パリやブリュッセルへも行けるのね。
次に来る時は、乗ってみようっと。
地図が読めないせいで、迷いに迷って大英博物館へ。
しかも、アパートへ帰る地下鉄では、路線選択ミス。
折悪しく、ラッシュアワーの中。
Bank駅からmonument駅へと続く長い地下道を
延々と歩いて、不安と疲労で、ぐったり。
旅先で道に迷うことや、乗り換えを間違えることは、
けっこうエキサイティングで、嫌いじゃないけど、
それを楽しむには、疲れ過ぎていた。
購入した食材と、
少しばかりの
アルコールで、夕餉。
翌日に控えた
コッツウォルズへの小旅行の
相談も、上の空。