スワンホテルで、ホットチョコレート。

スワンホテル









満室で予約できなかったスワンホテルだけど

せめて、お茶だけでも…。

もちろん、外のテラスは、写真に収めただけ。

あまりの寒さに、ホットチョコレートを、ふうふうと。






隣りあわせた、アメリカから来たという老夫婦と、

ジェスチャーまじりにおしゃべりをしたり、


テーブルの地図を広げて、

「これから、どこへ行く?」

「カッスルクームも、雨かなぁ」

相談したり、ため息をついたり…。



ホットチョコレートが、冷たくなってしまった頃。

「あっ。雨、あがったみたい」




ホテルの前は、村の端まで、

カーン川に沿って、まっすぐの道。





雨上がりを待っていた、

白鳥もあかんぼうたちも、水遊びを始めた。

雨にけぶる、バイブリー。

雨のバイブリー








時おり、前も見えないほどの雨に打たれながら走って、バイブリー着。

「雨のバイブリーも、ロマンティックじゃん」

などと言いつつ、誰も車から降りようとしない。
















スワンホテルの近くにの駐車場に、

大型バスが、どんどんやって来て、

アーリントン・ロウ(Arlington Row)をめざして、

観光客が、ぞろぞろと歩いて行く。



「Coln川の向こうの、あそこまで、車で行ってみる?」

「あの辺りにも、住んでいる人がいそうだから、きっと、車で行けるよ」

なんの裏付けもないけど、

ずぶ濡れになって歩きたくない私たちは、全員一致で賛成。




















とろとろと車を走らせながら、

14世紀に羊毛倉庫として建てられ、

17世紀には機織職人の住まいだったという、

気の遠くなるほど古い集落・アーリントン・ロウを抜け、










Coln川に架かる小さな橋を渡って、

再び、スワンホテルの前に戻ってきた。












たぶん、歩いてぐるりと一周しても、

30分もかからない、小さな村だ。

コッツウォルズ最終日、とうとう雨。

街角の花









朝食は、昨夜のパブじゃなく、大きな出窓のあるラウンジで。

ここは部屋数が多い宿で、昨夜は満室だったはずなのに、

朝食のテーブルに着いているのは、数組だけ。

雨のカーテンで閉ざされているせいもあって、ひっそりとしている。




ランチが食べられなかった昨日の轍は、踏みたくないから、

今朝のオーダーは、オムレツとハムと、ヨーグルトだけ。


















今日は、バイブリーとカッスルクームへ行くつもり。

宿の前に、駐めた車へ移動するだけで、ずぶ濡れ。

一日中、降り続くのかなぁ。

『The Inn for All Seasons』は、料理自慢の宿かも?

The Inn for All Seasons


なんだか空模様が怪しくなってきたけど、

雨が降り出す前に、コッツウォルズ二泊目の宿『The Inn for All Seasons』へ到着。


まもなく、どしゃぶり。

webで紹介されていたフットパスの散歩は断念して、


それぞれの部屋で、明日のための下調べ(ウソっ!うたたね)













夕食の時間。階下のレストランへ降りたら、ほとんど満席。

A40沿いにあるこの宿の近くには、集落はなかったはずなのに、

どこから、こんなにたくさんの人が、来たんだろう?

もしかしたら、料理自慢で、人気のパブ?


ワクワクしながら、お魚とお肉のコース二人分をオーダーして、4人でシェア。

朝食を食べ過ぎたため、ランチが食べられず、

おやつのスイーツだけだったので、みんな、かなりの空腹。


「あっ、写真を撮らなくっちゃ!」と、

思い出した頃は、残骸だけのお皿だったり、


ピンボケだったり…。














デザートはもちろん、甘酸っぱいベリーのソースたっぷりの、サマープディング

「たいへん、おいしゅうございました」



イギリスで美味しいのは、

「フィッシュ&チップス」だけだと言った人は、いったい誰だ?!

水辺の村、ボートン・オン・ザ・ウォーター

ボートン・オン・ザ・ウォーター、水辺




コッツウォルズへ来たら外せないのが、

ボートン・オン・ザ・ウォーター。

ということで、私たちも、ここへ。

子供たちへのサービスなのか、不思議なオブジェも…。



小さな子供たちや犬も遊べる、浅瀬の小川を挟んで両側に芝生エリア。

どのカフェもショップも、観光客で賑わっている。



ガイドブックに紹介されている景色をバックに写真を撮ったり、

人気だと紹介されているお店に行ってみたりするのも悪くないけれど、

そういう、おさらいは、さらりと済ませたい。



端から端まで歩いて、喉が渇いてカフェへ。

今まさに、ティタイムを終えてディナータイムの準備をする所だったけれど、

気づかないふりして座り込み、tea&sweetsを。(おばさんパワー全開?)



「わっ、甘っ!」


ここのビスケットやパイは、

ちょっと日本人向きじゃない…かも。





カメラを取り出す機会も少ないまま、村の入口(出口?)にある大駐車場へ。

その道すがら、馬と車が同居する奇異な風景をゲット。

「きゃぁぁ。馬が、歩いてる。見て!見て!見て!」

騒ぎ立て、はしゃいで、シャッターを切っているのは私たちだけ。

だから、ここでは、たぶん、日常のこと。

好きだなぁ。こういう情景。

絶景、スノーズヒル マナーハウス。

スノーズヒル マナーの風見鶏


ガーデンや果樹園の続く坂道をのぼりつめた所に、

ナショナル・トラストが管理するスノーヒルズマナー。

16世紀に建てられ、増改築を繰り返してきたという屋敷は、

大きすぎて、全容が写真に収まらない。



コッツウォルズの伝統的な荘園建築という

レンガ造りの屋敷は魅力的だけれど、

中に入ると、楽器やおもちゃ、時計、自 転車、

南の島のオブジェ、日本の甲冑から刀、槍から、

中国の家具調度に混在して、仏壇まで…。

世界中から集められたオーナーのコレクションが、詰め込まれている(展示だったのかも?)


「趣味、ワルっ!」

「カビ、臭ッ!」


勝手な感想を放ちつつ、ため息をついたけど、

ガーデンへ出て見下ろした風景には、感嘆の吐息。


はかりしれないほどのお金持ちがいたから、

この風景が、今まで守り続けられたんだね。きっと…。

ラベンダーの丘、スノーズヒル

ラベンダー



スノーズヒルは、小高い丘の上。

ここを目指したのは、ずっと前に観た

ブリジット・ジョーンズの日記』という映画の冬景色が、

とても印象的だったから。

それに、16世紀の建物だというマナーハウスがあると、

ガイドブックに書いてあったし…。


マナーマウスを探して走ったけれど、

ナビが案内してくれたのは、ラベンダーが咲く観光農園


突然、愛国心っていうか、郷土愛に目覚めた友が、お国自慢。

富良野の方が、断然、キレイじゃん!」

これは、富良野のラベンダー畑&ソフトクリーム


でも、とりあえず、スーベニアショップをチェック。

ラベンダーグッズのあれこれと、

この日の目的の一つだった、詳細ドライブマップをゲット!


だけど、あまりにも詳細すぎて、翌日に行くつもりのエリアは、紙面外。

相変わらず、地図も読めず、先も読めない、困った四人組…。